令和 4年 9月定例会(第3回) 令和4年第3回
大田原市議会定例会(第5号)議 事 日 程 (第5号) 開 議 令和4年9月20日 午前10時日程第 1 議案第56
号~議案第62号の
委員長報告、質疑、討論、
採決日程第 2 議案第63号、議案第64号の
委員長報告、質疑、討論、
採決日程第 3 議案第65
号~議案第72号の
委員長報告、質疑、討論、採決9月20日(火曜日) 出 席 議 員(19名) 1番 伊 賀 純 2番 秋 山 幸 子 3番 斎 藤 光 浩 4番 新 巻 満 雄 5番 前 田 則 隆 6番 大 塚 正 義 7番 菊 地 英 樹 8番 深 澤 正 夫 9番 櫻 井 潤 一 郎 10番 滝 田 一 郎 11番 大豆生田 春 美 12番 中 川 雅 之 13番 前 野 良 三 14番 髙 瀨 重 嗣 15番 菊 池 久 光 16番 君 島 孝 明 17番 引 地 達 雄 18番 髙 﨑 和 夫 19番 小 林 正 勝 欠 席 議 員(なし)
地方自治法第121条の規定に基づき出席した者の職氏名 市 長 相 馬 憲 一 副 市 長 髙 橋 一 成 教 育 長 篠 山 充 総 合 政策部長 斎 藤 達 朗 経 営 管理部長 益 子 和 弘 保 健 福祉部長 益 子 敦 子 市 民 生活部長 松 浦 正 男 産 業 振興部長 藤 田 友 弘 建 設 水道部長 齋 藤 正 広 教 育 部 長 大 森 忠 夫 監 査 委 員 兼 藤 沼 誓 子 総 務 課 長 君 島 敬
選挙管理委員会 事 務 局 長 財 政 課 長 鈴 木 浩 行 健 康 政策課長 松 本 通 尚 国 保 年金課長 五 月 女 真 黒 羽 支 所 長 佐 藤 文 晃 農 政 課 長 齋 藤 勝 芳 道 路 課 長 亀 山 義 和 上 下 水道課長 佐 藤 敏 明 会 計 管 理 者 山 下 部 恵 美 子 教 育 総務課長 高 野 浩 行 農 業 委 員 会 伊 藤 甲 文 事 務 局 長 本会議に出席した
事務局職員 事 務 局 長 渡 邉 和 栄 課 長 長 谷 川 淳 係 長 藤 田 一 之 主 査 池 嶋 佑 介 主 査 土 屋 大 貴
△開議の宣告 午前10時00分 開議
○議長(
君島孝明) ただいま出席している議員は19名であり、定足数に達しております。 これから本日の会議を開きます。 説明のため出席を求めた者は、1ページの名簿のとおりであります。 議会書記は、
渡邉事務局長、
長谷川課長、藤田係長、池嶋主査、土屋主査であります。
△
議事日程の報告
○議長(
君島孝明) 本日の
議事日程は、10ページの令和4年第3回
大田原市議会定例会議事日程第5号のとおりであります。
△発言の取消し
○議長(
君島孝明) それでは、日程に従い議事に入ります。 9月8日の本会議における13番、前野良三議員の一般質問におきまして一部不適切な発言がありましたので、記録を精査の上、調製いたします。
△議案第56
号~議案第62号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
君島孝明) 日程第1、議案第56号から議案第62号までの条例の制定及び改正議案7件を
一括議題といたします。 これらの件については、それぞれ所管の
常任委員会に付託された議案でありますが、審査が終わり、議長に報告書が提出されております。
委員会審査報告書のとおりであります。順次審査結果の報告を求めます。 初めに、
総務常任委員長の報告を求めます。 9番、
櫻井潤一郎議員。 (
総務常任委員長 櫻井潤一郎登壇)
◎
総務常任委員長(
櫻井潤一郎)
総務常任委員会の審査結果についてご報告いたします。 去る9月6日の本会議において当委員会に付託されました
条例改正議案につきまして、9月12日に委員会を開催し、審査いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。 議案第56号 大田原市職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、平均寿命の延伸や
少子高齢化の進展を踏まえ、豊富な知識、経験、技術を持つ高齢期の職員を確保することで社会保障を維持し、また高齢期における多様な
職業生活設計の支援を図ることを目的とした
地方公務員法等の一部改正に伴い、職員の定年を段階的に65歳に引き上げることに関し必要な事項を定めるため、条例の一部を改正するものであります。 委員から、職員数の増加についてとの質疑に対し、当局から、令和14年度頃にピークを迎えるが、令和20年度頃には現在の職員数に推移すると思われるとの答弁がありました。 また、
人件費増加と国への
財政支援等についてとの質疑があり、当局から、人件費の増加が見込まれるため、財政支援についての要望は必要と考えているとの答弁がありました。 また、
定年延長となった職員が働きやすい職場環境を整えてほしい。財政負担の国への要望をする場合には、県単位で足並みをそろえてほしいという意見がありました。 次に、議案第57号
地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整備に関する条例の制定については、
地方公務員の定年年齢の
段階的引上げを定めた
地方公務員法の一部改正、大田原市職員の定年等に関する条例の一部改正に伴い、関連して整備が必要な条例について
関係部分を一括して改正等をするものであります。 委員からの質疑等はございませんでした。 次に、議案第58号 大田原市職員の
高齢者部分休業に関する条例の制定については、
定年引上げ制度の開始に合わせ、
高齢期職員の加齢による諸事情への対応、
地域ボランティア活動等の
地域貢献等を想定し、定年退職前に先行的に休業を取得できるように、
高齢期職員の多様な働き方を推進するための制度として制定するものであります。 委員から、減額される勤務1時間当たりの給与額についてとの質疑があり、当局からは、1年間の給与総額を年間の勤務時間数で除した額となるとの答弁がありました。 次に、議案第59号 大田原市職員の
育児休業等に関する条例及び大田原市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定については、人事院の妊娠、出産、育児等と仕事の両立支援のために講ずる措置による
地方公務員の
育児休業等に関する法律及び
人事院規則の一部改正に伴い、正職員の育児参加のための休暇及び
非常勤職員の育児休業を取得するための要件の緩和について、
国家公務員との権衡を踏まえ同様の措置とするため、
関係部分を改正するものであります。 委員からの質疑、意見等はございませんでした。 次に、議案第60号 大田原市
附属機関設置条例及び大田原市特別職の職員等で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定については、市長の附属機関として大田原市
財政健全化検証委員会を設置するとともに、同委員会の
委員報酬を定めるため、関係する2つの条例を一括改正するものであります。 委員から、
対象事業数についてとの質疑があり、当局から、令和3年度実績として補助費は36事業、物件費は37事業あるとの答弁がありました。 また、委員から、財政健全という判断の中で健全化をあおらない対策についてとの質疑があり、当局から、聖域のない大幅な歳出削減により、財政状況は改善傾向にありますが、現状を維持しながらの
財政健全化を目指していくとの答弁がありました。 また、委員から、
検証委員会から出された意見は結論となるのかとの質疑があり、当局からは、提出された意見は
諮問委員会の意見として精査し、検討するとの答弁がありました。 また、委員から、
委員選定の方法や公募についてとの質疑があり、当局から、
公認会計士、大学教授、弁護士、その他識見を有する方を選定し、公募については、専門的な知識を要する場合や公募になじまない特別な理由がある場合に該当するため、公募しないとの答弁がありました。 また、委員から、期間内に全事業の検証が終了しない場合はとの質疑に対し、当局から、再延長も考えられるとの答弁がありました。 次に、議案第61号
大田原市有財産の交換、譲与、
無償貸付等に関する条例及び大田原市
行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定については、関係する法令の改正に伴い、条項を引用する部分のほか、用語使用に関する部分を改めるため、関係する2つの条例を一括改正するものであります。 委員からの質疑、意見等はございませんでした。 慎重に審査した結果、議案第56号から議案第61号については条例制定及び改正の必要性を認め、
全員異議なく原案を可とすることに決しました。 以上、報告いたします。 令和4年9月20日、
総務常任委員会委員長、
櫻井潤一郎。
○議長(
君島孝明) 次に、
民生文教常任委員長の報告を求めます。 14番、
髙瀨重嗣議員。 (
民生文教常任委員長 髙瀨重嗣登壇)
◎
民生文教常任委員長(髙瀨重嗣) 去る9月7日の本会議において
民生文教常任委員会に付託されました
条例改正議案について、9月12日に委員会を開催し、審査いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。 議案第62号 大田原市
総合文化会館条例の一部を改正する条例の制定については、当該施設の老朽化に伴い、非
常用電源装置が停電時に作動しないおそれがあり、夜間時に停電が発生した場合に利用者の安全を確保することが困難な状況であることから、ホールの貸出しについては終日、2階以上の会議室等の貸出しについては午後5時以降制限するため
関係部分を改正するものです。 委員からの、消防設備の点検の状況についての質疑に対し、毎年1回の点検基準はクリアしているが、いつ止まってもおかしくない状況と言われていると当局から説明があり、非常用電源以外の問題点についての質疑には、全体的に老朽化していると説明がありました。 市民への周知と、またご理解を得られているのかとの質疑に対しては、ホールを定期的に利用している団体については既に内示し、承諾は得られているとの説明が、会議室の代替施設はとの質疑に対しては、会議室の使用中止に関しては告知までのタイミングが短過ぎ、代替施設の誘導に時間がかかっているとの説明がありました。 慎重に審査した結果、条例の一部改正について必要性を認め、
全員異議なく原案を可とすることに決しました。 以上、報告いたします。 令和4年9月20日、
民生文教常任委員会委員長、髙瀨重嗣。
○議長(
君島孝明) 各
委員長報告に対する質疑を行います。 2番、
秋山幸子議員。
◆2番(
秋山幸子) 2番、
秋山幸子でございます。私からは、56号と60号について質疑をしたいと思うのですけれども、1つずつで。はい、かしこまりました。 議案第56号について、
総務常任委員会、
櫻井委員長にお尋ねいたします。
定年延長に伴う
新規採用抑制が起こるのではないかと思いますが、市民生活に密着した技能が要求される部署へ
ベテラン職員の配置や、職員の
新規採用を同時に進めるなどの議論はなされたか伺います。
○議長(
君島孝明) 9番、
櫻井潤一郎議員。
◎
総務常任委員長(
櫻井潤一郎) お答えいたします。
定年延長となりました職員がこれまでの職責と技能を延長後も発揮できるような配置と、退職前の職員が一緒に仕事しやすい環境に配慮願いたいという意見がございました。また、職員の
新規採用につきましても、同時に進めるということで議論はされました。 以上でございます。
○議長(
君島孝明) 2番、
秋山幸子議員。
◆2番(
秋山幸子) 続きまして、議案第60号について、
総務常任委員会、
櫻井委員長にお尋ねいたします。 大田原市
財政健全化検証委員会を設置という議案でございますが、(1)、500万円以上の事業で一般財源の割合の高いもの36事業の検証、(2)番、
施設維持管理に関わる500万円以上の事業で費用対効果の検証が37事業とあります。それぞれ500万円以上ということですが、上限については議論されたか伺います。
○議長(
君島孝明) 9番、
櫻井潤一郎議員。
◎
総務常任委員長(
櫻井潤一郎) お答えいたします。 上限につきましての質疑はございませんでした。 以上でございます。
○議長(
君島孝明) ほかに質疑はないようでありますので、質疑を終わります。 討論の通告はありません。 それでは、順次採決いたします。 最初に、議案第56号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。
賛成全員であります。 よって、議案第56号 大田原市職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第57号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。
賛成全員であります。 よって、議案第57号
地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整備に関する条例の制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第58号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。
賛成全員であります。 よって、議案第58号 大田原市職員の
高齢者部分休業に関する条例の制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第59号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。
賛成全員であります。 よって、議案第59号 大田原市職員の
育児休業等に関する条例及び大田原市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第60号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。 賛成多数であります。 よって、議案第60号 大田原市
附属機関設置条例及び大田原市特別職の職員等で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第61号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。
賛成全員であります。 よって、議案第61号
大田原市有財産の交換、譲与、
無償貸付等に関する条例及び大田原市
行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第62号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。
賛成全員であります。 よって、議案第62号 大田原市
総合文化会館条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり可決されました。
△議案第63号、議案第64号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
君島孝明) 次に、日程第2、議案第63号及び議案第64号、令和3年度未
処分利益剰余金の
処分議案2件を
一括議題といたします。 これらの件については、
建設産業常任委員会に付託された議案でありますが、審査が終わり、議長に報告書が提出されております。
委員会審査報告書のとおりであります。
建設産業常任委員長の報告を求めます。 12番、
中川雅之議員。 (
建設産業常任委員長 中川雅之登壇)
◎
建設産業常任委員長(
中川雅之) 去る9月7日の本会議において
建設産業常任委員会に付託されました議案について、9月12日に委員会を開催し、審査いたしましたので、その経過及び結果についてご報告いたします。 議案第63号 令和3年度大田原市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分については、令和3年度大田原市
水道事業決算により生じた未
処分利益剰余金である2億7,128万9,855円について、令和3年度大田原市
水道事業剰余金処分計算書のとおり1億3,297万7,358円を
減債積立金に積み立て、残額1億3,831万2,497円全額を自己資本に組み入れることとするものであります。 当局から説明の後、慎重に審査した結果、
委員全員がその必要性を認め、
全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第64号 令和3年度大田原市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の処分については、令和3年度大田原市
下水道事業決算により生じた未
処分利益剰余金である6億879万2,629円について、令和3年度大田原市
下水道事業剰余金処分計算書のとおり2億7,171万671円を
減債積立金に積み立て、残額3億3,708万1,958円を自己資金に組み入れることとするものであります。 当局から説明の後、慎重に審査した結果、
委員全員がその必要性を認め、
全員異議なく原案を可とすることに決しました。 以上、ご報告いたします。 令和4年9月20日、
建設産業常任委員長、
中川雅之。
○議長(
君島孝明)
委員長報告に対する質疑を行います。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) 質疑はないようでありますので、質疑を終わります。 討論の通告はありません。 それでは、順次採決いたします。 最初に、議案第63号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。
賛成全員であります。 よって、議案第63号 令和3年度大田原市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第64号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。
賛成全員であります。 よって、議案第64号 令和3年度大田原市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の処分については、原案のとおり可決されました。
△議案第65
号~議案第72号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
君島孝明) 次に、日程第3、議案第65号から議案第72号までの
決算認定議案8件を
一括議題といたします。 これら8件の議案については、9月7日の本会議において
決算審査特別委員会に付託された議案でありますが、審査が終わり、議長に報告書が提出されております。
委員会審査報告書のとおりであります。
決算審査特別委員長の報告を求めます。 10番、
滝田一郎議員。 (
決算審査特別委員長 滝田一郎登壇)
◎
決算審査特別委員長(
滝田一郎)
決算審査特別委員会の審査結果についてご報告いたします。 去る9月7日の本会議において、
議員全員をもって構成する当
決算審査特別委員会が設置され、令和3年度の
歳入歳出決算関係8議案の認定について付託を受けました。 委員会の開催経過につきましては、9月7日に正副委員長の互選及び
審査日程を決定し、9月15日には議案の審査を行いました。議案の審査に当たりましては、説明のため市長ほか執行部の出席を求め、各委員からの質疑に対し答弁を受け、慎重に審査をいたしました。 その結果、当委員会に付託されました議案第65号 令和3年度大田原市
一般会計歳入歳出決算の認定を求めることについて、議案第66号 令和3年度大田原市
国民健康保険事業費特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて、議案第67号 令和3年度大田原市
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて、議案第68号 令和3年度大田原市
子育て支援券特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて、議案第69号 令和3年度大田原市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて、議案第70号 令和3年度大田原市
須賀川財産区
特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて、議案第71号 令和3年度大田原市
水道事業会計決算の認定を求めることについて、議案第72号 令和3年度大田原市
下水道事業会計決算の認定を求めることについての8議案については、全て認定することに決定いたしました。 以上、ご報告いたします。 令和4年9月20日、
決算審査特別委員会委員長、
滝田一郎。
○議長(
君島孝明) お諮りいたします。
決算審査特別委員会の審査結果は、ただいまの
委員長報告のとおりでありますが、この
特別委員会は
議員全員で構成したことから、本日の議案審議においては
委員長報告に対する質疑を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) ご異議なしと認めます。 よって、
委員長報告に対する質疑は省略することに決定いたしました。 討論の通告がありますので、これを許します。 最初に、2番、
秋山幸子議員の発言を許します。 2番、
秋山幸子議員。 (2番
秋山幸子登壇)
◆2番(
秋山幸子) 2番、
日本共産党の
秋山幸子でございます。私は、議案第65号、66号、67号及び69号について、反対の立場で討論いたします。 議案第65号 令和3年度大田原市
一般会計歳入歳出決算の認定を求めることについて。歳入の根幹となる市税は108億972万3,922円で、
法人市民税は増加していますが、
個人市民税が減少しています。市民の暮らしは、コロナ禍の下で物価の高騰が家計を直撃しています。学生のアルバイトも減少し、修学の継続にも影響が出ており、昨年2回にわたり農協やフードバンク、市民の寄附などの応援で、青年、学生食料支援が大田原市の公園で行われました。財政の収支バランスを保つことは重要ですが、例えば体力のある大企業に固定資産税の減免は、期間が過ぎれば税収になるとの説明の一方で、市職員や市民生活に関わるものには聖域なき経費削減を強いることは、住民福祉の向上という地方自治に反するのではないでしょうか。 また、ICT整備事業では、コロナの影響を受けやすいひとり親家庭や、微熱で学校に出席できない待機児童、ヤングケアラーの子供たちにタブレット1人1台という整備化だけでなく、児童生徒と先生方と双方向の心が通うタブレットの活用支援が必要なことを指摘しておきます。 また、安倍元首相の私的諮問機関、日本教育再生機構が事務局の任意団体、教育再生首長会議への参加費、意見交換会、負担金に公費支出は認められません。 以上の理由により、決算認定に反対といたします。 次に、議案第66号 令和3年度大田原市
国民健康保険事業費特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて。国民健康保険は、加入世帯の多くが自営業、年金生活者、パート、アルバイトなどの、非正規労働者をカバーする最大の公的医療保険です。加入世帯1万514世帯のうち1,446世帯が滞納し、短期被保険者証65世帯、被保険者資格証明書は121世帯です。保険料が払えないのですから、病院に行っても保険証がなくては100%自腹では払い切れず、診療抑制で手遅れになるという事実があります。所得が不安定な者が多い滞納者の徴収は大変なことですが、市は滞納者に地道に一人ひとりと向き合い、判断し、対応しているとの答弁をいただいておりますが、生活の立て直しも考慮して対応するよう指摘し、反対といたします。 議案第67号 令和3年度大田原市
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて。介護保険制度は、目減りしていく年金からさらに天引きされ、高齢者の生活を圧迫しています。3年ごとの見直しによって介護保険料が値上げされ続けていますが、介護保険財政調整基金の積み増しを高齢者に還元し、介護サービス料の軽減でサービスを使ってもらい、少しでも健康の維持と自立につなげる必要があります。市の裁量を発揮し、保険料引下げやサービス料の軽減を図られるよう求め、本議案に反対とします。 議案第69号 令和3年度大田原市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて。後期高齢者医療特別会計の歳出の約99%が後期高齢医療広域連合納付金であり、75歳以上の年間医療費総額は見えません。75歳を境に後期高齢者だけの医療制度に組み込まれる過酷な保険制度について、市は広域連合に対して保険料軽減対策を求める姿勢を持つことを指摘し、反対といたします。 以上、議案第65号、66号、67号、69号の4議案に反対を表明し、討論といたします。
○議長(
君島孝明) 次に、9番、
櫻井潤一郎議員の発言を許します。 9番、
櫻井潤一郎議員。 (9番
櫻井潤一郎登壇)
◆9番(
櫻井潤一郎) 令和3年度決算関係4議案について、私は賛成の立場で討論を行います。 本議案は、議会で議決された予算が適正かつ効率的に執行されたかどうかを審査し、所期の目的を達成したか否かを認定するものであると考えます。 まず、議案第65号 令和3年度大田原市一般会計決算につきましては、大田原市総合計画おおたわら国造りプランにおける6項目の基本政策に沿って、最少の経費で最大の効果を上げるという行政運営の基本的な考え方の下、限られた財源を重点的かつ効率的に配分し、市民福祉の向上に努力されましたことは評価できるものであります。また、持続可能な財政運営に向けて、先憂後楽明るい未来創生予算として当初予算が編成されましたが、新型コロナウイルスワクチン接種に係る経費、子育て世帯や住民税非課税世帯等への臨時特別給付金、地方創生臨時交付金を活用した各種事業に係る経費など、諸事情の変化に対応するため計13回の補正予算が編成されました。財政の健全性を示す健全化判断比率も改善し、財政調整基金をはじめとする一般会計に属する基金残高も増加したことは、全庁一丸となって行財政改革に取り組まれたものと高く評価いたします。 次に、議案第66号
国民健康保険事業費特別会計歳入歳出決算につきましては、
少子高齢化や新型コロナウイルス感染症の蔓延により、税収の伸びは見込めず、今後歳入の減少が見込まれます。 一方、歳出につきましては、高齢化や高度医療等により、1件当たりの医療費の高額化が進み、保険給付費、保険事業費などは年々増額することが見込まれます。保険事業費につきましては、特定健診の受診率向上を目指しているところですが、新型コロナウイルス感染症の影響により、困難な状況にありますが、被保険者の健康管理のために積極的な取組を実施しており、医療費の増加抑制に努めていることを高く評価するものであります。 次に、議案第67号
介護保険特別会計歳入歳出決算につきましては、大田原市高齢者福祉計画、介護保険事業計画第8期計画の初年でありますが、本計画を根拠とした介護保険特別会計の実質収支は黒字となっており、決算の内容を見ましても妥当なものと考えます。歳出は、特別会計全体の88.9%を在宅や施設サービスなどの保険給付費が占めており、執行率は88.8%となっております。歳入は、現年度分と滞納繰越分と合わせましても全体で99.2%の高い徴収率となっており、介護保険制度に対する理解が浸透しているものと考えます。 次に、議案第69号
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算につきましては、後期高齢者医療制度の保険者は栃木県後期高齢者医療広域連合であり、各市町が処理する業務は保険料の賦課徴収を中心とした窓口業務であります。保険料の収納率につきましては、現年度分は100%、滞納繰越分が67.3%と高い値となっており、適正な業務管理がなされていると思われます。 収束の見えないコロナ禍で、市政執行におきましては行財政改革を積極的に行い、財政の健全化を進め、限られた財源の効率的、効果的な運用により、市民の負託に応えられるよう要望します。賢明な議員諸公のご理解とご賛同をお願いいたしまして、私の賛成討論といたします。 令和4年9月20日、
決算審査特別委員会副委員長、
櫻井潤一郎。
○議長(
君島孝明) それでは、順次採決いたします。 最初に、議案第65号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。 賛成多数であります。 よって、議案第65号 令和3年度大田原市
一般会計歳入歳出決算の認定を求めることについては、認定することに決定いたしました。 次に、議案第66号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。 賛成多数であります。 よって、議案第66号 令和3年度大田原市
国民健康保険事業費特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては、認定することに決定いたしました。 次に、議案第67号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。 賛成多数であります。 よって、議案第67号 令和3年度大田原市
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては、認定することに決定いたしました。 次に、議案第68号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。
賛成全員であります。 よって、議案第68号 令和3年度大田原市
子育て支援券特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては、認定することに決定いたしました。 次に、議案第69号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。 賛成多数であります。 よって、議案第69号 令和3年度大田原市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては、認定することに決定いたしました。 次に、議案第70号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。
賛成全員であります。 よって、議案第70号 令和3年度大田原市
須賀川財産区
特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては、認定することに決定いたしました。 次に、議案第71号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。
賛成全員であります。 よって、議案第71号 令和3年度大田原市
水道事業会計決算の認定を求めることについては、認定することに決定いたしました。 次に、議案第72号について、
委員長報告のとおり原案に賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 ボタンの押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
君島孝明) なしと認め、採決を確定いたします。
賛成全員であります。 よって、議案第72号 令和3年度大田原市
下水道事業会計決算の認定を求めることについては、認定することに決定いたしました。
△閉会の宣告
○議長(
君島孝明) 以上で本定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。 これをもちまして、令和4年第3回
大田原市議会定例会を閉会いたします。 午前10時46分 閉会...